国立大学法人 一橋大学 平成19年度採択 現代GP
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活動報告・調査と評価

国際シンポジウム 全文

文部科学省 平成19年度 現代的教育ニーズ取組支援プログラム

「同窓会と連携する先駆的キャリア教育モデル」国際シンポジウム
―寄附講義によるコア・プログラム構築とキャリア形成支援活動との有機的連携―


開会挨拶  杉山武彦  一橋大学長
趣旨説明  山﨑秀記  一橋大学・大学教育研究開発センター長
第一講演  藤原章夫  文部科学省高等教育局専門教育課長
   「大学等におけるキャリア教育の重要性」
第二講演  リチャード・カーツ コロンビア大学キャリア教育センター長
    「米国におけるキャリア教育の動向」[通訳付き]
第三講演  石坂芳男  社団法人如水会 副理事長
   「同窓会と大学の連携・協働」
パネルディスカッション  谷本寛治  一橋大学商学研究科教授・キャリア支援室長
   大久保幸夫 リクルートワークス研究所長・一橋大学非常勤講師
   牧原知宏  一橋大学キャリアデザイン委員会委員長
       他

山﨑
「それでは同窓会と連携する先駆的教育モデルの国際シンポジウムを始めさせていただきます。 私、このシンポジウムの司会を務めさせていただきます一橋大学、大学教育研究開発センター長をしております 山と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。」     
 
(拍手)
 
山﨑
「今日はあいにくのお天気ですけれども、もう雨はあがっているでしょうか。 たくさんの方にお運びいただきましてどうもありがとうございます。 では早速ですけれども、最初に一橋大学学長の杉山からごあいさつをさせていただきたいと存じます。 杉山先生よろしくお願いいたします。」

杉山
「杉山でございます。よろしくお願いします。」
 
(拍手)
 
杉山
「開会にあたりまして一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、皆様、私どもが企画いたしました国際シンポジウムに年度末の大変お忙しい中ご参画をいただきまして、 心から御礼を申し上げます。 大変ありがとうございます。 とりわけこのシンポジウムのためにわざわざアメリカからお出かけくださいましたコロンビア大学のキャリア教育センター長のカーツ博士、 それから文科省の高等教育局専門教育課藤原課長、また如水会の石坂副理事長に、 この度のお力添えに厚く御礼を申し上げたいと存じます。 大変ありがとうございます。
 本日のシンポジウムの詳細については、この後、山﨑先生からいろいろお話があろうかと思いますので、 私からはこのシンポジウム、あるいは今回のキャリア教育の取組みの背景につきまして、 2つほど簡単にご紹介をさせていただければと考えております。
 こういう取組みが出てまいりました背景の一つは、まず、文部科学省の大学教育改革支援プログラムというものです。 かねてから文科省は高等教育機関が実施する教育改革の取組みの中で、非常にユニークで優れたものに対して、 それを支援する仕組みを設けておられます。 いわゆるGP、グッドプラクティス、GPプログラムと呼んできたわけでありますけれども、 私どもは、そのプログラムが設立されてから間もない平成16年度には早速手をあげまして、人間環境キーステーションと街づくり事業、 これを私たちは別名「まちかど教室」というような言い方をしてまいりましたけども、 そういうプロジェクトを提案をいたしまして、これが特色GP、特色ある大学教育支援プログラムとして選定されました。 次に、平成19年に選定されましたものが今回まさにテーマとなっております先駆的キャリア教育モデルというものです。 これにつきましては、同窓会と連携するかたちで私どもが考えているキャリア教育にさらに磨きをかけて、 ひとつのモデル構築を新しく進めていこうということで手をあげて、これも選定していただきました。 文科省の方で、いろいろな制度を用意してくださるのに対応して、 私たちとしても時代の変化あるいは社会や産業の要請にこたえる大学教育のあり方というものを常に求めていきたいと考え、 積極的にそういうプログラムに手をあげてまいりました。 これが一つの流れであります。
 もう一つの流れと言いますのは、そのプロジェクトのタイトルからもお分かりいただけるかと思いますけれども、 私どもの卒業生の同窓会組織である如水会との連携の歴史、連携の流れ、であります。 如水会については、この中に如水会の方もお見えであり、当然のことながら、よく知ってくださっておられるわけですけれども、 創設以来母校に対する支援というものを第一目的として掲げて、 本学のいろいろな活動を常に物心両面から強力に支援してくださる存在であります。 ですから、日本の大学の同窓会としても先駆的な存在であると私どもは受け止めております。 この如水会が平成13年に大学に対して寄附講座を提供いたしました。 これを「社会実践論」と呼んでおります。 如水会メンバーがいろいろな形で授業科目を取り揃えて学生に講義をする、というものがあります。 これが平成13年から始まって現在に至っております。 その後、今度は平成18年にその社会実践論にさらに加えまして、 キャリアゼミという名前で私ども呼んでおりますところの、やはり同じく如水会からの寄附講義があります。 これはゼミという名前が付いているように、少数の学生のグループに対して、大変たくさんの如水会の会員、 あるいは直接如水会に属さない講師も含めて100人に近い講師陣が揃ってゼミを担当しているゼミナールの授業です。 このキャリアゼミというのができました時に私どもが考えましたことは、 如水会から一方的にその支援、協力というものを大学が受け取るだけでなくて、 それをまた基にして大学からもひとつ積極的に反応していくような新しい動きというものを考えられないだろうかということでした。 それが今回のキャリア教育に関して、 同窓会と連携した形で1つの意欲的な活動体系を構築してみようとするプロジェクトになったということでございます。
 以上の2つの流れのもとに19年度の文科省の現代GPと呼ばれる現代的教育ニーズ取組支援プログラムに対して 手をあげて選定されたのが、本日のシンポジウムの表題となっております 「同窓会と連携する先駆的キャリア教育モデル」となっております。 そういうことを頭においていただいてこの後のシンポジウムをお聞きとりいただければ大変ありがたいと思っております。
 いずれにしましても、私たちの大学が伝統的に掲げてきたいろいろな教育理念あるいは目標を、 1つ1つのプロジェクト、1つ1つの事業を通じて強めていきたいというのが、私どもの常に持っている願いであります。 私たちの大学の教育理念と言いますのは、例えば一橋大学研究教育憲章であるとか、 あるいは現在の中期目標といったものがあります。 その他のいろいろな文書の中にも大学の教育理念というのは随所に登場しておりますけれども、 ここでその詳細をご紹介する時間はございません。 ごくごく簡単に申し上げますと、学士課程の学生たちが国際的な視野を備えた教養ある専門人として 変革期の社会で創造的に活動をして政治経済社会のリーダーとして社会に的確な方向性を示していく、 そういうことができるようになるための総合的、 基本的な知識を身につけさせるというのが私たちの教育についての考え方であります。 今回私たちが取り組むこのキャリア教育のモデルもその一つのあり方としていろいろなことを考えております。 例えば、今回のキャリア教育を進めるにあたってのいくつかの柱のようなものがありますが、 ビジネスリーダーと学生との対話、これを重視したゼミスタイルの双方向的な事業を行う、 あるいは本学卒業生による自らの体験、人生哲学、あるいは職業意識を学生に伝授をしていく、 あるいは産業界などの第一線で活躍する講師たちによってその実務経験であるとか、 あるいはグローバルな社会における経済や産業界の動向に関する新しい知識を伝えていく、 こんなようなことが目指されております。 こうして掲げられている考え方が実践されていくことを通して、 今回のプロジェクトが私どもの大学の教育の理念をさらに押し進めていくということを私たちとしては大変期待をしております。
 今日のこのシンポジウムが、そういう目的に対してさらに力を与えてくださるであろうことを大いに期待し、 また同時に確信しております。 そのことを申し上げまして、私の冒頭のごあいさつに代えさせていただきます。 本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。」
 
(拍手)
 
山﨑
「学長、どうもありがとうございました。 続きまして、山﨑の方から本日のシンポジウムの狙い、趣旨をご説明させていただきます。 最初に、配付資料の確認をさせていただいてよろしいでしょうか。 前方のスクリーンに出ておりますように、プログラム、 それから参加者アンケート、こちらはお帰りになられる時に出口にある受付ボックスへお入れください。 そして第一講演、文科省の藤原様の資料、第二講演、コロンビア大学のリチャード・カーツ博士の資料、 そして第三講演、如水会の石坂様の資料、 さらにパネルディスカッションでこちらはそれぞれ各10分程度でお願いしていますが、一橋大学の谷本先生の資料、 キャリアデザイン論の非常勤講師をお願いしておりますリクルートワークス研究所所長の大久保先生の資料、 学生でキャリアデザイン委員会の委員長の牧原さんの資料です。 さらに今回の取組みのパンフレットがございます。 また、キャリアゼミの紹介のパンフレット、如水会寄附講義の社会実践論のパンフレット、 最後に大学教育研究開発センターの機関誌であります「アゴラ」の最新号を入れさせていただいております。 資料に不足等ございましたらこちらまで言っていただければと思います。
 早速ですけれども、お手元のシンポジウムプログラムの裏面に今回のシンポジウムの狙いを簡単に書いてございます。 先ほどの学長の話にもありましたように、本事業は大学と如水会との連携、 協力関係を基盤に一橋大学におけるキャリア教育をより充実発展させるという目的で取り組まれています。 特に教育面において優れたモデルを広く社会に発信していくことが、 文科省における大学教育改革支援プログラムの大きな狙いと伺っておりますので、 その一環として本日国際シンポジウムを開かせていただいたという面がございます。 大学におけるキャリア教育、キャリア支援活動、同窓会や企業と大学との協力体制、 そしてさらに一橋大学では学生の自主的な組織としてキャリアデザイン委員会がありまして、それが独自の活動をしております。 その点も広く他大学のモデルになるものではないかと確信しておりますので、 その学生代表も含めて今日開催させていただいております。
 続きまして、現代GPパンフレットをご覧いただきたいと思います。 2ページ目1のところに本取組みの特徴を掲げております。 まずキャリア教育コア・プログラムを、如水会寄附講義を中心としてこの取組みの中核に位置づけようと考えております。 社会実践論は本学の卒業生を中心とする12名の講師によるオムニバス形式の講義です。 お手元には今年度の夏学期の講義要項と冬学期の講義要項、どちらか一部お配りしているかと思います。 こういう形で各回1名の講師の方に講演をお願いして学生が大学時代に何を学んだらいいか、 企業や業界の動向がどういうふうになっているかというようなことを含めてお話をいただいております。 続きましてキャリアゼミのパンフレットをご覧ください。 先ほど学長から100名を超える講師という紹介がありましたけれども、 実際にご協力いただいている方々のお名前をこちらにあげさせていただいております。 学生はこの中から夏学期に1つのゼミ、冬学期に1つのゼミという2つのゼミをとるということになっております。 各ゼミは、毎週だとご協力いただく方にも大変かという面がありまして、隔週程度のペースで夏学期に6回冬学期に6回、 さらにガイダンス等を含めて全15回、通年で2単位の講義科目として運営しております。 さらに今年度から男女共同参画時代におけるキャリアデザインという、 やはりオムニバス形式の如水会寄附講義を開講していただいております。 こちらはジェネップ(GenEP)という男女共同参画の教育的取組みがありまして、 その取り組みとのコラボレーションも含めて展開しています。 これらコア・プログラムに加えまして、キャリア支援室と多彩なキャリア支援事業ということで、 キャリアに関わる多彩な教育科目群と連携するとともに、キャリア支援室で展開しているキャリア支援事業、 先ほどちょっと触れました学生の自主組織であるキャリアデザイン委員会が展開しているさまざまなキャリア支援事業、 こういうものと組み合わせて総合的なキャリア教育を展開していこうと現在取り組んでいるところでございます。
 それでは簡単にこれからの講演者のご紹介をさせていただいて、趣旨説明を終わらせていただきます。 最初のご講演は、文部科学省高等教育局専門教育課長の藤原様においでいただいて、 大学等におけるキャリア教育の重要性というテーマでお話しいただきます。 藤原様は昭和62年教育助成局財務課を振り出しに文化庁、官房総務課、学術国際局、香川県教委、官房人事課、 さらに外務省に出向されてフランスにいらっしゃった、と伺っております。 現在、高等教育局の専門教育課長をしていらっしゃいます。 2番目のご講演は、コロンビア大学キャリア教育センター長のリチャード・カーツ先生に、 米国におけるキャリア教育の動向ということでお話しいただきます。 カーツ先生はLSC国際関係学修士課程教員、クレジットスイスファーストボストン社部長、ケミカルバンク社副社長、 コロンビア大学国際公共学キャリアサービス部門部長等を歴任されて、 現在コロンビア大学キャリアセンター長をしていらっしゃいます。 大学と企業の両方の経験をされているということで、貴重なお話もいろいろ伺えるのではないかと思っております。 3番目のご講演は、社団法人如水会副理事長の石坂様より、同窓会と大学の連携・協働ということでお話をいただきます。 石坂様は昭和35年トヨタ自動車販売株式会社に入社されて、現在同社の相談役をなされており、 また一橋大学の役員として非常勤理事もお願いしております。 後半のパネリストの方は、パネルディスカッションの時に改めてご紹介いただきますけれども、 先ほどちょっとご紹介したキャリアデザインの講師でリクルートワークス研究所長でいらっしゃる大久保様、 キャリア支援室長の谷本、それからキャリアデザイン委員会委員長の牧原が各10分程度お話しをした後、 ディスカッションという形で進めたいと思っております。 以上ちょっと駆け足でご紹介させていただきましたけれども、 本日の国際シンポジウムに他大学も含めてたくさんのお客様にお見えいただいております。 本日の講演内容が参加者の皆様の少しでもご参考になりお役に立てればと祈念しております。 またこの講演を実り多きものにするためにフロアからも参加していただける時間を設けますので、 ぜひ積極的にご参加いただければと考えております。 では今日この後、シンポジウムは5時まで、その後レセプションがまた5時半からございますけれども、 そちらを含めてどうぞよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。」
 
(拍手)
 
※ ○○表記は音声認識不明箇所です。

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資料

  1. 国際シンポジウムパンフレット (PDF)

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