(8)寺田(社)

  パスサッカーに対する認識、私たちの課題に関して賛同します。実践(試合)から得ることもきっと多いのではないかと思いますし、自分自身試合をやっていて、自分の課題をはっきりさせることができた気がします。
  練習と試合だけではなく、早い時期にやっていた5対5などをやってみるのも一つの手かと思います。コートの大きさも人数も違いますが、渡辺君のパスサッカーに必要な要素Aボールをもらうための動きの習得につながると思いますし、何より多くの人がボールにふれられるのが利点かと思います。私は中高とサッカー部だったわけでもありませんが、高校の体育でそういう趣旨の元にミニゲームをやったりしていたので、有益ではないかと思います。


(9)岡本(経)

  私は渡辺君の意見に概ね賛成である。
  確かに週1回、1年間の授業においてパスサッカーを目指すのならばゲーム形式が最適であろう。なぜならば練習での3vs1、4vs2などが上手くなったとしても、それはあくまで練習である。試合になれば数的優位な状況も少なく、相手のプレッシャーがどこから来るかわからない。そのような状況に対処するのに必要なことは、真剣勝負の中で培われる『経験』である。
  しかし、上述のように時間は限られている中、経験だけでなくやはり基礎練習も必要だ。そこで以下のような事を渡辺君の案に付随したい。
  基本はゲーム中心の実践練習である。それに加え基礎練習を行う為に、ゲームをしている間にベンチにいる選手はリーダーを決めゲームを見ずにパスの練習を行う。短い時間の中で最大限の練習量をこなすことが重要であり、パスサッカーへの最短の道だ。また今後冬になり寒くなるにつれて、体を冷やさないことが怪我防止や風邪予防にも有効になるだろう。
 以上のように、時間を有効活用することを私は提案する。


<コメント:高津>

  具体的な提案で、大いに参考になる。ただし、意思疎通にとって、また、相手チームの特徴を分析するうえでゲームを見ることも大切なので、捨てがたい。両方を追求できるとよいと思う。


(10)白本(経)

   まず、渡辺君の分析に関しては異論はほとんどないと思います。ただし、青チームのパス回しがスムーズでないのは、攻守の切り替えが遅く、ディフェンスラインからフォワードまでの距離が間延びし、その上オフザボールの動きがほとんどないのが原因であると思われ、出し手・受け手の関係のレベル以前のような気がします。
 
  練習方法に関しては、試合中心の練習という点では賛成します。ただ、試合をやっていくだけではイメージの共有なども図られにくいことも事実です。渡辺君の言うとおり、ハーフタイムと試合終了後にお互いの意見を話し合う機会があるといいかと思います。また、具体的な練習方法を挙げるとすると、パス練習のなかに試合を意識した、つまり形を意識した練習があったほうがいいと思います。ゴールを設置したセンタリング練習などはいろいろバリエーションが考えられますし、全員のパス能力向上が図られれば、こういった比較的高度な練習をとりいれていくのもアリだと考えます。
   もちろん、アップを兼ねた形で行っている現在の三対一や四対二は継続していくべきだと考えます。


<コメント:高津>

 いい提案だと思う。2つの提案は是非とも取り入れていきたい。@お互いの意見を話し合う機会を確実にもつこと。Aゴールを設置したセンタリング練習など、よりゲームを意識しうる練習を取り入れること。


(11)匿名希望(商)

 冬学期における、自分達が目指すべき動きが書かれていた点は良かったが、目標を達成するために必要なことが何であるかがなかったと思う。


(12)近藤(社)

 
やはり個人の技術の向上は週1回のスポーツ方法の授業だけでは望めないと思われる。(通説では基本的なスキルが身に付きやすいのはU15の“ゴールデンエージ”まで)

そして自分がキーパーやCBをやっていて感じるのはパスの選択肢の少なさ。これは根本的にボールを受ける準備を怠りがちだから生じているのだろう。よって基本的なボールの受け方(いわゆるオフ・ザ・ボールの動き)の確認は必須だろう。この確認をする際、まずは実際より狭いスペース(例えばハーフコート)で、最初は手を使って、慣れてきたら足でやるのがよいかと。あとは攻守の切り替えが遅く、両チームとも間延びしてプレッシャーがかからずプレー出来てしまっているので、切り替えの徹底を図るべき。試合前の練習が機能していないのは明白なので、アップから試合までの間隔はもっと短くてもいいと思われる。


<コメント:高津>

 これまでの提案や意見をふまえているが、われわれのゲームの特徴を明確に示している点に新しさがある。特徴とは、@パスの選択肢が少ないこと。その原因はオフ・ザ・ボールの動きに問題があること。A攻守の切り替えが遅く、ゲームが間延びすること。その対策として、プレッシャーをかけ、切り替えの徹底を図るべきであること。また、以上の2点を克服するためのゲーム形式の練習を取り入れるべきであること。

以上の見解を受け、各チームのゲーム展開の特徴分析を重視することにしたい。なお、個人の技術の向上は、ゲームとの関連で是非とも追及したい。また、これまでの「試合前の練習が機能していないのは明白」だというのは、言い過ぎであろう。戦術レベルで、戦略的展望がない、というのであれば、同意する。


(13)中嶋(社)

私は渡辺君の練習計画には賛成です。パス、トラップ能力等を向上させるには試合だけでは不十分だと思います。その点、1対3や2対4ではパスコースを見つける、パスコースをふさぐ、パスコースが生まれるように動くという基本的なことが効率的に練習出来ると思います。今までの試合でみんな大体自分のポジションが決まってきたのではないでしょうか?だから、攻撃側と守備側に分かれて練習するのがいいと思います。そうした練習の成果が試合で反映されると一層いいですね。


<コメント:高津>
 
 
了解。


(14)宮崎(経)

  
まず始めに授業の感想としては、サッカーを通じてたくさんの友達ができてよかった。学校で授業の他クラスの友達と会って挨拶とかするときに、この授業とって良かったといつも思う。
 冬期の授業の要望としては、確かに大ゲームも面白いけど、ミニゲームももう一度したい。ミニゲームだと短時間にボールを触る回数が多いため技術向上に役立つためです。それに少人数であるためよりお互いコンタクトを取る必要性に迫られ、みんなで楽しくもできるからです。
 大ゲームをやるとしても15分を二本ではなく、3本とかにしてもっとプレーをしたい。どうしても2本だと出れないメンバーも出てくるのでそこはすこし考えてほしい。
 あと大ゲームをしていて思ったのは、ラストのシュートが全くどのチームも打てていないこと。やはり顔をあげることが難しいのだと思う、自分も正直難しい。試合をしていくうちに徐々に向上すると思うが、そこを自分は冬期改善していきたいです。冬の授業でもよろしくお願いします。
  
授業は晴れの日はいつも楽しみにしています。


<コメント:高津>

ミニゲームについては、班内の練習時間に取り入れる方式を導入したいと思う。大ゲームについては、いまのところ、ハーフ方式を継承したいと思っています。コンビネーションづくりや攻防のリズムを生み出すためには、細切れのゲームより、ある程度、安定した時空間を確保するほうがいいと思うから。ただし、そのために出場の機会を失う人が出てしまっては、この授業の意味がなくなるので、必ず出場する機会を確保するようにしたい。そのためには、フットサル方式を参考に、交代の方法を柔軟にすることも考えられるが、どうか。


(15)吉田(経)

渡辺君の意識の高さに感銘を受けると共に、その練習改善案にも賛成である。実践の中でしか実践仕様の動きは習得できない、これはどのスポーツにも言えることではないであろうか。
  具体性がない、との指摘についてであるが、それについては各チームのミーティングに委ねるのがよいのではないか。渡辺君が示してくれた道標を参考にして、チーム内でいかに勝てるサッカーをするか、そのための練習をどうするかを話合うことがよいと思われる。
  自分を除いて皆レベルが高いので、冬学期はより組織的なサッカーが展開されていくことだろう。


<コメント:高津>

冬学期、頑張りましょう。(2008年8月1日)

***提案を受けて(各自の意見)

 その4 
(2008.7.31現在到着順)