(4)運動文化科目

 

現代の生活様式は,人々に慢性的運動不足を引き起こし,体力・健康不安を増大させています。他方,スポーツの社会的広がりは,スポーツが自己実現やコミュニケーション,人間らしい生き方の追求と深くかかわる文化であることを示しており,人々の潜在的・顕在的スポーツ要求を一般化させつつあります。こうした社会状況に照らし合せるならば,スポーツ・運動文化,健康についての学習は,現代生活をより豊かにするうえで必要不可欠なものです。

運動文化科目は,健康とスポーツに関する科学的認識と高度な教養を身につけることを目標にしており,この文化領域を主体的に享受できるような能力の育成をめざしています。

運動文化科目は,「スポーツ方法I」「スポーツ方法II」「スポーツ科学・健康科学」の3つの柱から構成されています。

 

@ スポーツ方法I

 

基礎的な体力と,スポーツについての基礎的能力(技術認識,練習方法,技術習得,組織運営など)の養成,及びグループ活動を通しての人間関係の形成を目的としています。

開講されている種目は,サッカー,硬式テニス,バレーボール,バスケットボール,バトミントン,ソフトボール,ジャズダンス,フライングディスク,スポーツフィットネス,オルタナティブスポーツの他療育コース(健康上の理由で運動制限の必要がある学生のため)があります。

また,同じ種目であっても,担当教員によって授業の進め方に違いがありますので,Webシラバスの記載内容を検討して,選択して下さい。

療育コースを希望する学生は、面接が必要ですので、運動文化教員室に申し出てください(日時等の詳細は『ルールブック』を参照)

 

A スポーツ方法II

 

スポーツ方法Iの目的を共有し,またより高度なスポーツ学習の機会を提供するとともに,新しい種目の導入などをふくめ,多様なスポーツ実技種目を開講します。

同時に,該当種目が未経験な学生に対しては,基礎的な能力習得を目的としている授業も開講しています。

開講種目の編成は,スポーツ方法Iで開講されている種目だけでなく,ゴルフ,サッカー/フットサル,ウォーキング,ジョギング,古武術,ソフトラクロスを加えより多様なものとなっています。 

すでに経験のある種目のみならず,未経験の種目にも挑戦して下さい。

なお,スポーツ方法IIIの具体的な履修・抽選の方法については,履修ルールブックを参照のこと。

 

B スポーツ科学・健康科学

 

現代社会における健康やスポーツ・運動文化のあり方にかかわる問題を,さまざまな角度から取り上げます。